公務員不祥事

【公務員の不祥事】浜松市議がアダルト動画投稿 会派室PCで販売、辞職願提出

市議がアダルト動画を違法投稿し辞職

浜松市議会の新村和弘市議(47)=創造浜松、西区=は16日、市役所で記者会見し、市議会会派室のパソコンなどを使って2~8月、民間事業者のアダルト動画など100本強を無断でインターネット上に違法に投稿し、換金可能なポイントで販売していたことを明らかにした上で謝罪した。売り上げは10万円弱相当という。同日、議員の辞職願を議長宛てに提出した。
市議会事務局がネット回線の利用契約を結んでいるプロバイダー(接続業者)に対し、動画の著作権を持つ事業者側から「無断投稿・販売は権利侵害に当たる」との指摘があったことで判明した。事業者はプロバイダーに対し、投稿者のIPアドレス(ネット上の住所)開示を求めていた。
市議会事務局や各会派室のパソコンに接続されているインターネット回線は、市役所の他部局の回線とは別に契約、運用されている。通常使用できるのは市議と各会派職員、議会事務局職員に限られるため、市議会は15日に全議員を緊急招集して状況を説明し、議会事務局と投稿者を特定するための調査をしていた。
同会派の湖東秀隆会長(60)と2人で会見した新村市議は「フリー(無料)の動画なので、違法性に気付かなかった」と述べ、「政治に関心を持つ人々の期待を裏切って申し訳ない」と謝罪した。
新村市議は2001年、旧雄踏町議に初当選した。合併に伴う05年の浜松市議増員選で初当選し、現在4期目。
飯田末夫議長は「市議は市民の貴重な税金で活動する立場で、厳正な対処が必要。再発防止に向け、議会全体に綱紀粛正を徹底していきたい」と話した。

■新村市議「小遣い稼ぎ」

インターネット上のアダルト動画などを無断で、違法に投稿、販売していた新村和弘市議(47)の一問一答は次の通り。

―動画を投稿、販売した目的は。

「小遣い稼ぎのためにやっていた。借金などがあったわけではないが、政務活動と並行して労働時間をさかなくてもできる方法として、会期中に議員控室でも行った」

―違法性の認識はなかったのか。

「動画販売の方法を教えてくれた知人からは、著作権の明確な表記がないものは大丈夫と聞いていた。無料の動画であっても、その辺りをしっかり調べるべきだった」

―他人の著作物で金もうけをすることに罪悪感は感じなかったか。

「全くなかったと言えば、そうではなかった」

―出処進退は。

「既に議会事務局に辞表を提出している。自分を信頼してくれていた支援者に申し訳ない」